今回はつい最近DVD化された映画「はじまりのうた」を紹介します。
映画を観たい時は、ストレス発散のためにアクション映画で爽快気分を味わいたい時もあれば、コーヒーを飲みながら毛布にくるまってリラックスした状態で映画を観たい時もありますよね。
今回は後者の方で、なんとなくボーッとしてしまう時や静かに観たい時におすすめです。
では見所を紹介していきます。
あらすじ
ミュージシャンの恋人が瞬く間に売れっ子になり、二人の関係に亀裂が入り、さらに浮気が発覚。恋人に裏切られ、友達の家に居候し、友達に誘われて小さなバーで歌う事に。歌い終わった後、音楽プロデューサーと名乗るおじさんに声をかけられるが…。
見所①ゆったり
はじまりの方は恋人に傷つけられた主人公に、観ている側まで落ちてしまうのですが、そこから音楽プロデューサーと名乗るおじさんと共に前に進んでいく姿が観ていてとても心地良いです。
アップダウンの激しい映画ではないので、傷つきながらも、多少の未練を残しながらゆったりと前に進みます。
特別大きな事件が起こるストーリーではありませんが、主人公や周りの人の自分自身に対する葛藤が深く描かれています。
見所②音楽
ストーリーだけをみると重い内容に感じますが、この映画は素晴らしい音楽映画なので、聞いているだけでいい気分になれちゃいます。曲作りのシーンとみんなで一つの曲を演奏するシーンは必見です。
どんなに辛い現実も、音楽を聞いたり、人と音を楽しむだけで人生がここまで明るくなるのかと思わせてくれる映画です。プロデューサーと名乗るじさんの「音楽があるだけで日常の何気ない風景が真珠のような輝きを放つ」というセリフはじわりときます。
見所③ジョン・カーニー監督
今作は第80回アカデミー賞歌曲賞を受賞した『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督の作品です。
『ONCEダブリンの街角で』も素晴らしい音楽の名作映画です。前作も今作も、音楽で売れるアーティストになることや商品化していくことではなく、音楽が人と人の心を繋ぐことに着目した映画です。
音楽が素晴らしくて、ストーリーもゆったりしていて、観終わった後、とても心地の良い映画です。休日にピッタリな映画「はじまりのうた」ぜひ。
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